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殺菌・カビ対策

殺菌消毒

消毒作業

○清拭

消毒薬を不織布に含ませて拭取る。殺菌作業の基本、保菌者の触れる可能性があるポイント全てを対象とし、現場により(例えばMRSA、ウィルス、結核菌など通常の殺菌剤に抵抗性がついたものもある)最適の消毒剤を選択して処理する。

○噴霧

噴霧器等により消毒薬を吹付ける。清拭の不向きな浸透性のある対象物などに対し剤種、濃度などを充分配慮し噴霧する。

○空間処理

飛沫核感染症対策で空間に噴霧。飛沫核が空間を浮遊する可能性がある場合、CDI(ヨウ素抱接体)など環境に影響が少なく、殺菌効果の高い消毒剤を空間に噴霧する。

感染症予防対策仕様書

薬剤名 使用箇所 使用濃度
次亜塩素酸ナトリウム 便槽内、床、壁、食器他 500〜1000PPM
消毒用エタノール ドアノブ、手すり、ベッド、便座、机他 70〜80%液
第四級アンモニウム 床、壁、カーテン、寝具、ソファ他 0.2w/v
両性界面活性剤 床、壁、カーテン、寝具、ソファ他 0.2w/v
グルタールアルデヒド 特に高度な殺菌消毒が必要な場合 2.0w/v
CDIヨウ素抱接体 環境全般 0.01w/v

 

作業手順

(1)事前準備

  • 粒剤は侵入害虫予防に長期間効果を発揮しますので、触れたり口に入れたりしないよう注意してください。万一口に入れた場合は口を洗浄して念のため医師の診断を受けてください

  • 感染症の種類により消毒範囲、消毒薬、濃度等を決定する

  • 消毒対象範囲の手前にビニールシートに依るステーションを設営し、使用薬剤器材等を準備し防護服に着替える

  • 対象範囲への出入りには必ず手足の消毒を行う

  • 精密機器、コンピューター機器、食物、食器等にはポリシート養生を行う(但し食器も消毒の必要がある場合は殺菌消毒作業後の洗浄を依頼)

(2)消毒作業

  • 患者の直接触れるドアノブ、手すり、ベッド、机、洗面周囲、便座などには消毒用エタノールによる清拭(但しノロウィルス等には塩素系若しくはヨウ素系を用いる)

  • 床、壁、カーテン、寝具、ソファ、イス等には第4級アンモニウム塩又は両性界面活性剤による散布若しくは清拭処理(但し特に高度な殺菌処理が必要な場合はグルタールアルデヒド、次亜塩素酸ナトリウム、二酸化塩素等を使用)

  • 消毒対象範囲の手前にビニールシートに依るステーションを設営し、使用薬剤器材等を準備し防護服に着替える。

  • トイレ便槽内には次亜塩素酸ナトリウム、二酸化塩素による散布処理

  • 飛沫感染の恐れがある場合は、二酸化塩素、第4級アンモニウム塩又は両性界面活性剤による空間処理実施

(3)仕上作業

  • 消毒作業完了後、ステーションで着替え、後片付、清掃、ゴム手袋、防護服等は別途に収納処分。ゴム長靴、ハンドスプレー等は消毒後収納

 

完了報告

作業完了後、1週間以内に完了報告書(別紙)提出

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